ペタはUNO(ウノ)というカードゲームが好きだ。
不利な立場から一気に巻き返して勝利する面白さが、ペタにはたまらない。
ペタがUNOと出会ったのは、小学生達が集う地域のキャンプ会でのことだった。初めて知ったこのカードゲームの面白さに、小学生だったペタはすぐに夢中になった。
いつもみじめな思いを感じていたペタにとって、UNOはそんな状況を忘れさせてくれる、単なるゲーム以上の何かだった。
早く上がって勝つことよりも、手札が増えて勝利とは程遠い状況の追いやられてから逆転することが、ペタにとっては楽しみなのだ。
自分が持っているたくさんの手札の中から、手札を出来るだけ早く多く減らし、相手の手札を増やさせて、逆転する-これこそが、ペタがUNOに感じる面白さだ。
不利な状況から勝負をひっくり返すのって、本当に気持ちがいい!と、心の中で叫びながら、ペタは今日もカードを繰り回す。
ペタの冒険は今日も続く。
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【冒険後の成長】
ペタの経験値が上がった。
反骨心が上がった(ドラム缶3本分くらい)。
ひねくれた心のねじれが、少しゆるくなった。
【冒険で得た教訓】
あんまり逆転勝ちばかりしていると、周りからの視線がどんどん冷たくなるんだなあ。